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Posted by 滋賀咲くブログ at

2011年01月16日

高度試験共通 午前 過去問題 1月16日

問1(H18 秋 SW 午前問1)
 aを正の整数とし、b=a2とする。aを2進数で表現するとnビットであるとき、bを2進数で表現すると高々何ビットになるか。

  ア n+1   イ 2n   ウ n2   エ 2n


問2(H18年 春 SW 午前問2)
 負の整数を表現する代表的な方法として、次の3種類がある。

  a 2の補数による表現
  b 1の補数による表現
  c 絶対値に符号を付けた表現(左端ビットが0の場合は正、1の場合は負)

 4ビットパターン1101をa~cの方法で表現したものと解釈したとき、値が小さい順になるようにみっつの方法を並べたものはどれか。

  ア a,b,c   イ a,c,b   ウ b,c,a   エ c,a,b


問3(H20年 春 SW 午前問6)
 100人の学生を調べたところ、スペイン語を学んでいるものは8人、ドイツ語は40人、フランス語は42人であった。これらの学生の中で、2言語以上を学んでいるものおw調べると、スペイン語とドイツ語は6人、ドイツ語とフランス語は15人、フランス語とスペイン語は5人であり、その中には3言語すべてを学んでいる者も2人いた。
 いずれの言語も学んでいない学生は何人か。

  ア 22   イ 24   ウ 26   エ 28

問4(H20 春 SW 午前問1)
 1ビットの2進数nを16進数の各けたに分けて、下位のけたから順にスタックに格納するために、次の手順を4回繰り返す。あ、bに入る適切な語句の組み合わせはどれか。ここで、xxxx16は16進数xxxxを表す。

  〔 手順 〕
   (1) [ a ] をxに代入する。
   (2) xをスタックにプッシュする。
   (3) nを[ b ]論理シフトする。 
 
  

問5(H18 秋SW 午前問3)
 回帰直線に関する記述のうち、適切なものはどれか。

  ア 回帰直線のグラフが減点を通ることはない。
  イ 相関係数の値が大きいほど、回帰直線の傾きは大きくなる。
  ウ 相関係数の値が異なっても、同一の回帰直線が求められることがある。
  エ 相関係数の値が負の時は、回帰直線が求められない。




  


2011年01月14日

高度試験共通 午前 1月13日の解答解説



問1の解答解説  正解 ウ

 命令ミックスの問題は、FEからの問題なので落としたくない問題です。何かのプログラムを動かす時、その中に含まれる命令の種類が整数演算命令と移動命令と分岐命令の3種類があって、それぞれの実行時間とプログラムに登場している割合が、表に示されています。例えば、整数演算命令は、実行速度10ナノ秒でプログラム全体の50%である、ということになります。

まずは、プログラム全体を100%として、それぞれの実行速度と出現頻度を掛け、それらを合計することで、このプログラムの実行時間を算出します。計算するときはパーセント(100分率)ではなく、パーセントを小数点に戻して計算したほうが簡単です。
よって、式は次のようになります。
    (10ナノ秒×0.5)+(50ナノ秒×0.3)+(50ナノ秒×0.2)
  = 5 + 15 + 10
  = 30ナノ秒

 ここで終わりではありません。約何MIPSなのかという性能を問う問題です。
 MIPSですから1秒間での性能を計算するために(1秒/30ナノ秒)の計算を行います。
 ここで、本来なら単位をそろえてきちんと計算するところですが、単純に1を30で割ると、0.333という循環小数になります。
 午前問題は、選択肢がありますからわざわざ単位をそろえてきちんと解答を求めなくてもウが正解であることがわかります。



問2の解答解説  正解 エ

この問題は専門用語の問題です。パイプライン、スパーパイプライン、スパースカラの3つの方式は、それぞれ実行時の処理命令を多重化するものですね。この問題もFEレベルですので、用語の意味をしっかりと復習しておきましょう。


問3の解答解説 正解 ウ

本来なら「アムダールの法則」から解答を導くのですが、アムダールの法則を知らなくても解くことができます。問題文に「 0<R<1 」などの様にある場合は、その両端の数値を式に代入して計算してみると良いのです。Rはプログラムを改良した割合ですから、Rが0である場合、改良点はなし。つまり元のプログラムのままであるということになります。それに対して、Rが1である場合、100%改良したということになります。それを頭の端に置きながら代入してみましょう。
すると、ウの式だけ、0、Aとそれぞれ計算が正しく導かれます。


問4の解答解説 正解 イ

「タスクの多重度」という単語で引っかかってしまう人も多いかもしれません。
タスクの多重度が1の場合、4秒かかる処理が1秒ごとに到着します。4件到着しますので、タスクの間隔は無視をします。
単純に4秒×4件=16秒の処理時間がかかります。

タスクの多重度が2の場合、処理2つの件数をひとまとめに、2つの処理ラインで処理します。
 そのため、4秒×2件=8秒の処理時間となりますが、到着の間隔が1秒あるため、
 8秒+1秒=9秒の処理時間がかかります。




多重度1の処理時間16秒から多重度2の処理時間9秒を引くとその差は7秒です。
よって正解は、イとなります。


問5の解答解説  正解 エ

この問題も用語の問題です。復習をしておきましょう。  


Posted by 三毛猫のチョコ at 18:52Comments(0)試験のお話し

2011年01月13日

高度試験共通 午前にチャレンジ 1月13日分

今日の5問-----2011/1/13

問1 表に示す命令ミックスによるコンピュータの処理性能は、約何MIPSか。
H19AU問1





  ア 9     イ 30    ウ 33    エ  110  



問2 コンパイルの段階で同時に実行可能な複数の処理を1命令にまとめ、平行に実行できるようにするプロセッサの高速化方法はどれか。

  ア パイプライン方式          イ スーパスカラ方式
  ウ スーパパイプライン方式      エ VLIW方式

問3 コンピュータシステムにおいて、改善手法を適用した機能部分の全体に対する割合をR(0<R<1)、その部分の改善手法を適用する前に対する適用した後の性能比をAとする。この時、全体の性能比を表す式はどれか。




問4 複数のクライアントから呼び出されるあるサーバのタスク処理時間は、タスクの多重度が2以下の場合、常に4秒である。このサーバのタスクに1秒間隔で4件の処理要求が到着した場合、すべての処理が終わるまでの時間間隔はタスクの多重度が1のときと2のときとで、何秒の差があるか。

 ア 6   イ 7    ウ 8    エ 9


問5 メモリの誤り制御方式で、2ビットの誤り検出機能と、1ビットの誤り訂正機能を持たせるのに用いられるものはどれか。
 ア 奇数パリティ     イ 水平パリティ     ウ チェックサム     エ ハミング符号